HBR-1000開発(7) 動作検証

2013年6月23日

無事に回路図どおりのものができたので、いざ、動作検証。

太陽光発電の電力をパルサに入れ、波形を確認。発振周波数10kHzで、25V程度のインパルスが出ていることが確認できた。

車庫に眠っていた古い古いバッテリを引っ張り出してきて動作検証してみよう。バッテリの電圧を測定したら、0.78V・・・・う~~~~む。。。ちょっと無理かも。。。ネットでは、7~8Vまで下がっているバッテリの復活報告はあるが、さすがに1Vを下回ったような半ばミイラのようなバッテリの復活報告はみたことがない。

ダメ元で動作検証も兼ねて充電開始。最初は内部抵抗が非常に高いのか、電圧を掛けてもほとんど電流を吸込まない。10分ほど様子を見ていると、徐々に電流が増えて20分ほどで2A程吸込み始めた。

ネット上のレポートでは、効果が出るまでに数日~1ヶ月とか言う状況であり、復活までにかなり時間を掛けなくてはならないらしい。電圧をかけ続けて、しばらく様子を見ることにしよう。

夜にパルサを取外して、翌朝の電圧を測定したら11.98V。まだ低いが、1Vを割っていた電圧は復活してきた。もうしばらく、様子を見てみようと思う。

回路を確認して、このままで入力と出力をそのままバッテリの端子に繋げば自己パルスが可能なことがわかった。

さっそく実験し、動作することを確認。ただ、電 圧が下がってもずっと動作を続けることとなるので、わずかだけど電気は消費し続けて過放電に 陥る可能性がある。

それから、電圧が低いとあまり大きなパルスが発生できないことも確認。効果はどれだけあるのか。

夜のうちは、安定化電源でパルスを送り続けた方が良いのか。と りあえず、一晩自己パルスで様子を見てみよう。現在11.68V、これが朝どれだけ下がっている かを確認してみよう。

翌朝、確認したら11.60V。一晩、概ね8時間で0.08Vのダウン。定常的に10mA流れていたとして、0.01A×8h=0.08Ah、0.08Ah×12V=0.96Whの電力消費で0.08Vダウンということ。電圧降下と消費電力の関係は線形ではないので総容量は予測不可能。もう少し、検証を継続する。ちなみに、人不在の時は自己パルス、在宅の場合は充電+パルスという運用をしばらく続けてみよう。

パルサからバッテリ端子までのコードが長いとパルスが減衰する状況が確認された。ケーブルも考えようによっちゃコイルなわけで、当然と言えば当然。できるだけ短いコードで繋がないと効果半減、ということで、今朝、短いコードに変えてみた。

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